この議論は、球団のファン気質や歴史によっても熱量が大きく異なる。特に巨大なファンベースを誇る阪神タイガースや読売ジャイアンツのファン層における反応は象徴的だ。
圧倒的な強さでリーグを制覇したシーズンのファンは、「早く日本シリーズの対戦相手を決めさせてくれ」「なぜ敗者復活戦に付き合わなければならないのか」と激しい憤りを口にする。一方で、土壇場で3位に滑り込んだシーズンのファンは、一転して短期決戦の奇跡に胸を躍らせる。この相反する感情こそが、クライマックスシリーズの持つ魔力であり、同時に最大の罪深さでもある。
歴史ある伝統の一戦を重んじるファンほど、レギュラーシーズンの重みを熱望し、エンタメとしての刺激を求める層は短期決戦のドラマを歓迎する。セ・パ両リーグで異なる球団事情も絡み合い、ファンの意見はどこまでも平行線をたどる。