Apple認定整備済製品(Apple Certified Refurbished)の箱を開けた瞬間、新品との識別はほぼ不可能だ。傷ひとつないアルミニウムフレーム、完璧に磨かれたガラスパネル。それもそのはず、Apple Inc.が定める再整備プロセスでは、外装シェルとバッテリーが必ず「100%純正の新品」に交換されている。
内部ロジックボードやカメラモジュールといった基幹部品は、Foxconn(富士康科技集団)などの提携製造拠点と同等レベルの厳格なストレステストを経て再組み込みされる。不具合のあるパーツは容赦なく廃棄され、徹底的なクリーニングが施される。最高経営責任者(CEO)のティム・クック(Tim Cook)氏が推し進める循環型サプライチェーン戦略において、この再生ラインは今や環境保護と収益性を両立する心臓部といえる。