浜名湖の最大の特徴は、全国屈指の広さを誇る競走水面だ。ピットから1マークまでの距離が長く、インコースの艇が助走距離を十分に確保できる一方で、ダッシュ勢にもまくり差しのチャンスが豊富に存在する。しかし、ここで勝負を分ける最大の不確定要素が「風」だ。
季節を問わず吹き抜ける遠州のからっ風や海風は、水面に複雑な波立ちを生む。追い風が強まればインコースの押し切りが有利になるが、風速が5メートルを超えると1マークで艇が流され、差し回す2号艇や4号艇に絶好の展開が生まれる。潮の満ち引きによる水位変動も重なり、レース直前の気象変化を見極めることが水面攻略の第一歩となる。