「色落ちが汚い」という検索サジェストを見て不安を覚える人は少なくありません。しかし、現場のカラーリストが口を揃えるのは、ブリーチなしダブルカラー退色の真相は「髪が傷んでボロボロに見えている」のではなく、「髪内部のアンダーカラー(地毛のメラニン色素)が透けて見えている現象」に過ぎないという事実です。
ブリーチなしダブルカラーは、1段階目でアルカリ度の高いクリア剤やライトナー(脱色剤の一種でブリーチより脱色力が穏やかな薬剤)を使い、地毛を12〜14レベル程度の限界明度までトーンアップさせます。その上で2段階目に目的の色味(オンカラー)を重ねる構造です。
ここで知っておくべきライトナーブリーチなしダブルカラー詳細まとめの基本原理として、ブリーチのようにメラニン色素を完全に破壊しないため、髪内部には日本人の髪特有の「フェオメラニン(赤黄色素)」が大量に残ります。2回目のカラー剤が抜けていく過程で、隠されていた赤茶色やオレンジ色がむき出しになることで、「染めたての上品な透明感が消え、パサついた赤茶髪に見えてしまう」のが不満の根源です。決して髪そのものが壊滅的なダメージを負っているわけではありません。