「りくりゅうペア」の愛称で親しまれる三浦璃来と木原龍一のコンビ。二人の身長差はちょうど30cmだ。三浦の公称身長が145cmであるのに対し、木原は175cm。この「30cm」という体格差こそ、ペアフィギュアスケートにおいて最も理想的な力学を生み出す「黄金比」と評されている。
高さのある空中要素を成功させるには、男性側の持ち上げる力と女性側の軽量でコンパクトな身体の組み合わせが不可欠だ。木原の175cmという身長は、高難度の頭上リフトを安定して行うのに十分な高さを提供する。一方で145cmの三浦は、空中で素早く軸を作り回転を収めるしなやかさを持つ。二人の身長差が生み出すダイナミックな高低差とスピーディーな展開は、審判員の視線を一瞬で奪う圧倒的な視覚効果を生み出している。