会場となった東京ドームの空気感は異様ですらあった。超満員の客席が発する熱気は、天井を突き破らんばかりの圧力を生んでいた。中でも観客の涙を誘ったのは、SEVENTEENがAlbum of the Yearを受賞した瞬間のスピーチだ。怪我で活動を休止していたリーダーのS.COUPSがステージに駆けつけ、メンバー全員で抱き合ったシーンは、彼らが歩んできた泥臭い道のりを物語っていた。デビュー当時、小さな地下練習室で楽曲を作り続けていたプロデューサー兼メンバーのWOOZIが涙を流しながら語った感謝の言葉は、集まったファンの心に深く刺さった。
また、NewJeansが提示したクールで先進的なステージングも語り草となっている。控えめなマイクパフォーマンスとは裏腹に、楽曲が鳴り響いた瞬間に世界観を一変させる集中力。楽屋裏では10代の少女らしい無邪気な笑顔を見せつつも、一度本番のベルが鳴れば完璧なプロフェッショナリズムを発揮するギャップが、現地にいた関係者の間でも大きな話題となった。