四つ玉を語る上で欠かせないのが、ビリヤード大国である韓国で国民的人気を誇る「韓国式四つ玉(サグ / 사구)」の存在です。日本の一般的な四つ玉と韓国式では、得点ルールとペナルティに明確な違いがあります。
日本式では「赤+白」に当てても1点となりますが、韓国式四つ玉では「赤玉2個(赤・赤)」に当てた場合のみが得点となります。韓国式で相手の白玉に当ててしまうとファウル(減点ペナルティ)となるため、手球の軌道コントロールにはより高い精度が要求されます。
ゲームの勝敗・終了条件は、あらかじめ設定した「規定点(持ち点)」にどちらが先に到達するかで決まります。実力差があるプレイヤー同士で対戦する場合は、上級者の持ち点を30点、初心者を10点といった形でハンディキャップを設定し、公平に白熱した勝負を楽しむのが一般的なスタイルです。なお、韓国式では持ち点をすべて消化した後に「最後の1打はスリークッションで赤玉2個を当ててフィニッシュする」という独自の上がりルールが採用されることも多く見られます。