新藤恵美のキャリアを語る上で絶対に外せないのが、少女時代から培われた演技力と、10代後半から20代にかけて見せた若い頃の圧倒的なビジュアルです。子役として劇団若草で基礎を学んだ後、東宝芸能へ所属し本格的な女優の道を歩み始めました。
彼女の名を一躍全国区に押し上げたのが、1969年に放送がスタートしたTBS系のバレーボールスポ根ドラマ『サインはV』です。主人公・朝丘ユミの強力なライバルであり、後にかけがえのないチームメイトとなる「椿麻理」役を熱演。トレードマークとなったクールな眼差しとシャープな美貌、複雑な内面を抱える孤高のプレイヤー像は視聴者を魅了し、瞬く間に社会現象を巻き起こしました。
その大ヒットの勢いそのままに、1971年には社会的なボウリングブームの火付け役となったドラマ『美しきチャレンジャー』で主演・小鹿みどり役に抜擢。自ら歌唱した同名主題歌もヒットを記録し、ブロマイド売上でもトップを争うなど、名実ともにトップスターの座を確固たるものにしました。