ハウスのドアをくぐると、足元から天井まで洗練された空間が広がる。ここで導入されている高設温室栽培は、イチゴの株を地面ではなく大人の腰ほどの高さに設置した架台で育てる画期的なシステムだ。栽培棚が浮いているため、来園者は屈むことなく、立ったまま楽な姿勢で摘み取りを楽しめる。
日当たりや通気性が均一に保たれる高設システムは、害虫の発生を抑えるだけでなく、果実全体にまんべんなく日光を行き渡らせる効果がある。太陽の光をたっぷり浴びて赤く色づいたイチゴは、糖度が限界まで高まり、口に入れた瞬間ジュワッと果汁があふれ出す。土汚れの心配もなく清潔な環境が維持されている点も、子連れ世代から高く評価される理由だ。