世界中で愛用されている名機「ビアレッティ モカエキスプレス」の正しい淹れ方をベースに、プロのバリスタも実践する失敗知らずの抽出ステップを紹介します。
ステップ1:下部タンクには「お湯」を入れる
通常は水を入れますが、マキネッタはお湯から抽出するのが最大の裏技です。水から加熱すると器具全体が熱くなり、抽出が始まる前にバスケット内のコーヒー粉が熱で焼けて焦げ臭さの原因になります。安全弁(突起)の下ギリギリまで沸かしたてのお湯を注ぐことで、粉への余計な熱ダメージを大幅にカットできます。
ステップ2:粉は押し込まず、すりきり一杯
バスケットに中細挽きの粉を入れたら、スプーンの背や指先で平らにならすだけに留めます。押し固めるタンピングは厳禁です。縁についた余分な粉はしっかり払い落とします。
ステップ3:弱火でじっくり、終盤で火を止める
マキネッタの火加減と抽出のコツは「底面の直径からはみ出さない弱火」をキープすることです。強火にかけると一気に吹きこぼれ、雑味が出ます。弱火にかけて数分経つと、上部ノズルからトローリとした濃褐色の液体が上がってきます。
ステップ4:「ボコボコ」音の直前に火から下ろす
液体が7〜8割ほど溜まり、黄色っぽい泡が出始めた瞬間に火を止め、濡れタオルの上に置いて急冷するか、すぐにカップへ注ぎ分けます。最後のボコボコという泡立ちを上部ポットに入れないことが、クリアな美味しさを保つ秘訣です。