【衝撃】ストーンヘンジはなぜ作られた?最新研究で判明した驚きの真相

【衝撃】ストーンヘンジはなぜ作られた?最新研究で判明した驚きの真相

【衝撃】ストーンヘンジはなぜ作られた?最新研究で判明した驚きの真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

現代の建設エンジニアすら驚嘆させるのが、ストーンヘンジの作り方と巨石の運搬工法です。遺跡を構成する石は、大きく分けて2種類存在します。外側の巨大な鳥居型(トリリトン)を形成する「サーセン石」と、内側に配された比較的小ぶりな青みがかった「ブルーストーン」です。

平均重量25トン、最大のもので30トンを超えるサーセン石については、遺跡から北に約25km離れたマールボロ・ダウンズ(ウェスト・ウッズ)から木製のソリやコロ、油脂を使った潤滑軌道を用いて陸上輸送されたことが特定されています。傾斜角を考慮した実験考古学の試算によると、25トンの巨石1個を動かすためには屈強な成人男性約200名が協働する必要があり、これを数百個運搬しただけでも強固な社会組織が存在したことは疑いようがありません。

さらに世界を震撼させたのが、内側のブルーストーンの起源です。地質学的調査により、この石は直線距離で約240kmも離れたウェールズ西部のプレセリ山地から運ばれたことが判明していましたが、2024年8月に『Nature』誌で発表された共同研究論文が、その常識を根底から覆しました。中央に配置された重さ約6トンの「アルターストーン(祭祀壇石)」の鉱物結晶(ジルコン、アパタイト、ルチル)の年代測定を行ったところ、ウェールズ産ではなく、なんと遺跡から750km以上離れたスコットランド北東部オルカディアン盆地産であることが科学的に立証されたのです。

750kmという距離は、当時のインフラを考えればブリテン島を縦断する途方もない旅です。密林と険しい山岳が阻む陸路を6トンの巨石を牽引して移動することは極めて困難であり、研究チームは「海運ネットワーク(沿岸航路)」によってオークニー諸島近海からブリテン島沿岸を南下させ、ブリストル海峡またはエイヴォン川経由で運んだ可能性が極めて高いと結論付けています。新石器時代の人類は、私たちが想像するはるか以前から、大洋を航行する高度な海洋技術と交易網を完成させていたのです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。