天丼専門チェーンのパイオニアである「てんや」のたれは、甘辛さの中にキレがあり、最後まで食べ飽きないバランスが特徴です。あの味を自宅で再現するためには、煮詰め方の火加減と「出汁の引き立て方」にプロの技術を取り入れます。
てんや風のたれを仕込む際は、水あめやハチミツを砂糖の一部(全体の2割程度)に置き換えるのが有効です。これにより、冷めても固くならず、美しい照りと滑らかなとろみが持続します。煮詰める際は、鍋底全体から細かい泡が立ち上り、木べらですくったときに一瞬筋が残る程度の粘度を目安に火を止めます。
さらに、かつお節を電子レンジで軽く加熱して粉末状にした「かつお粉」や、煮干し粉をほんのひとつまみ加えると、魚介の芳醇なパンチが加わり、専門店のカウンターで食べるような本格的な風味に近づきます。