冬期の美笛峠を走行する際は、一般的な平地運転とは次元の異なるリスクマネジメントが求められます。北海道のプロドライバーが実践している冬道走行の注意点を整理しました。
- 車間距離は通常の3倍以上を確保:峠の下り坂カーブでは、フットブレーキを踏んだ瞬間にABSが作動して制動距離が大幅に伸びます。前車との距離を広大に空け、減速はシフトダウン(エンジンブレーキ)を主体に行いましょう。
- 「急」のつく操作の完全排除:急ハンドル・急ブレーキ・急加速は一発でスリップを招きます。カーブ手前の直線区間で十分にスピードを落とし切ってからハンドルを切る「スローイン・ファストアウト」を徹底してください。
- 燃料の残量管理と防寒具の車載:万が一の立ち往生や吹雪による長時間ストップに備え、峠に入る前にガソリンは半分以上キープしておくのが鉄則です。防寒着、長靴、スコップ、牽引ロープ、非常用ブランケットをトランクに常備しておくことが命を守る盾となります。