読売・巨人・日テレを作った男!正力松太郎の功罪とCia工作の真相

読売・巨人・日テレを作った男!正力松太郎の功罪とCia工作の真相

読売・巨人・日テレを作った男!正力松太郎の功罪とCia工作の真相の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

正力松太郎が残した有形無形の財産の中で、スポーツ界において今なお権威を保っているのが「正力松太郎賞」です。1977年に創設されたこの賞は、その年の日本プロ野球の発展に最も貢献した監督、コーチ、選手、審判員などに授与されます。

王貞治、工藤公康、イチロー、松井秀喜、大谷翔平といった歴代の受賞者たちの顔ぶれは、日本プロ野球史そのものです。正力が掲げた「巨人軍は常に紳士たれ」という遺訓とともに、勝敗を超えて球界全体を牽引した人物に贈られる最高栄誉として位置づけられています。

また、正力の血脈とグループ支配の構造を示すのが正力松太郎家系図です。正力松太郎の長男である正力亨氏は、読売ジャイアンツの第2代オーナーや読売新聞社取締役、日本テレビ取締役などを歴任し、父が築いたメディア・スポーツ帝国の守成に尽力しました。さらに、娘婿にあたる小林與三次氏(元読売新聞社長・日本テレビ会長)ら一族・側近が経営中枢を担うことで、強固なオーナーシップが数十年にわたり維持されてきました。

一方で、正力は晩年、自らの財産を投じて社会福祉法人「正力厚生会」を設立しています。特にがん医療の向上や患者支援、公害・医療過疎地への助成事業を推進し、メディア王としての冷徹な顔とは異なる社会還元の一面も残しています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。