家庭用Wi-Fiルーターの前面にある「INTERNET」ランプ(メーカーや機種によっては「WAN」「ネット」ランプ)は、プロバイダやインターネット網と正常にパケットの送受信が行われているかを示すバロメーターです。このランプが光らない状態は、単にWi-Fiの電波が弱いのではなく、ルーター自体が外部ネットワークとの接続を確立できていないことを意味します。
主な原因は、大きく分けて以下の5つに集約されます。
第1に、上流機器(ONUやモデム)の通信遮断です。電柱から引き込まれた光ファイバー信号をデジタル信号に変換するONU側で障害が起きている場合、ルーターはどれだけ正常でもインターネット信号を受け取ることができません。
第2に、LANケーブルの物理的なトラブルです。ルーターのWAN/INTERNETポートとONUを繋ぐケーブルの爪折れ、接触不良、内部断線などによって物理層のリンクが途絶えているケースが多発しています。
第3に、プロバイダ(ISP)側の認証エラーや通信障害です。PPPoE接続の認証情報の不整合や、v6プラス(IPoE IPv4 over IPv6)の開通処理遅延、局舎側の設備メンテナンスや大規模障害が該当します。
第4に、ルーター内部のファームウェア不具合や熱暴走です。24時間365日稼働し続けるルーターは、熱やキャッシュの蓄積によってプログラムがフリーズし、インターフェースを認識しなくなることがあります。
第5に、機器本体の経年劣化・故障です。特に5年以上同一のルーターを使用している環境では、電源供給部(ACアダプタや内部コンデンサ)の劣化により、特定回路へ給電できなくなるハードウェア故障が目立ちます。