長年にわたる過酷なライブパフォーマンスが、彼の肉体を静かに蝕んでいた。頭を激しく振るヘッドバンギングやステージ上での激しいアクトは数知れず、ファンを魅了し続けた代償は想像以上に重かった。頚椎損傷、ならびにそれに伴う全身への激痛は、ボーカリストとしての生命線を脅かす深刻な事態へと発展していったのだ。
2017年の活動休止発表時、ソロプロジェクトAcid Black Cherryの公式発表は多くの人々に衝撃を与えた。長年の疲労蓄積に起因する頸椎の損傷と、それに伴う強いめまいや激痛。医師からの厳重な指示を受け、治療に専専せざるを得ない状況に追い込まれたのが真相である。無理を押してステージに立ち続けた末の苦渋の決断だった。