香典のお金の入れ方完全ガイド!お札の向きと新札Ngの真相とは

香典のお金の入れ方完全ガイド!お札の向きと新札Ngの真相とは

香典のお金の入れ方完全ガイド!お札の向きと新札Ngの真相とはの要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

「香典に新札(ピン札)を使ってはいけない」というルールは広く知られていますが、その理由を正しく理解している人は意外と多くありません。古くからの民俗的な慣習において、新札がNGとされる理由は「万が一の事態を予期して、前もって綺麗なお札を用意して待っていたのではないか」という無用な誤解を遺族に与えないためです。突然の訃報に驚き、手元にあったお金を慌てて包んで駆けつけたという「不意の悲しみ」を行動で示す知恵として受け継がれてきました。

しかし、ここで極端な勘違いをしてはなりません。「新札がダメなら、シワだらけで汚れや破れのあるお札でもよいのか」といえば、それもまた大きなマナー違反です。くしゃくしゃのお札や手垢でひどく汚れたお札を包むことは、故人への供養の品として著しく品格を欠きます。香典に適しているのは、流通の中で適度に使われつつも清潔感を保っている「折り目のついた綺麗なお札」です。

現在では銀行の窓口やATMを利用しても新券が出てくるケースが多く、「手元に新札しかない」という状況に直面する参列者が急増しています。葬儀マナーの専門家や『いい葬儀』などの公式解説でも推奨されている実践的な解決策は、「新札の中央に一度だけ手で軽く折り目を入れてから包む」という方法です。お札を縦、もしくは横に二つ折りにし、指で軽く折り筋をつけてから香典袋に入れるだけで、作法としての要件を十分に満たすことができます。無理に揉みくちゃにする必要はなく、端正に1本の筋を通すだけで十分です。

さらに注意したいのが、避けるべき忌み数の真相です。香典の金額や枚数において、「4(死)」や「9(苦)」を連想させる数字は厳禁とされています。4千円、9千円、4万円、9万円といった額面はもちろんのこと、お札の枚数が4枚や9枚になる組み合わせも避けるのが鉄則です。日本では古来より陰陽五行思想に基づき、奇数(1、3、5、10※10は区切りの良い数として許容)が慶弔の基準とされてきた歴史的背景があります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。