検索エンジンを中心に根強く囁かれる「恩田すみれ死亡説」ですが、劇中設定において恩田すみれは死亡していません。ではなぜ、このような極端な噂が広がったのでしょうか。その背景には、長年シリーズを追ってきたファンなら誰もが知る「肉体的・精神的な後遺症」の設定があります。
発端となったのは、1998年放送の『踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル』です。劇中で犯人に銃撃されたすみれは重傷を負い、その時の銃撃の傷痕と後遺症の痛みが、その後の劇場版シリーズでも慢性的なトラウマとして描かれ続けました。
特に『THE FINAL』では、長年苦しんできた身体の限界から警察官を辞める決意を固める描写や、終盤で青島たちの危機を救うために大型バスで倉庫に突入する過激なアクションが描かれました。この命懸けのクライマックスシーンがあまりにも壮絶だったため、「すみれはあの事故で命を落としたのではないか」という観客の錯覚を生み、ネット上で誤認情報として拡散したのが真相です。実際には退職届を預かられた状態のまま生き延びており、青島との関係にも一定の結末が示されています。