厄払いの初穂料・祈祷料は、社寺ごとに規定されている場合と「お気持ちで」と案内される場合があります。近年の初穂料相場や奉納形式の違いを把握しておくことで、当日の受付で戸惑う事態を防ぐことができます。
厄払い初穂料相場2026年最新の動向を調査すると、一般的な個人祈祷における納入金額は「5,000円」または「10,000円」が全体の約85%以上を占めています。多くの社寺では、金額の多寡によって祈願の効力そのものが変わるわけではなく、授与されるお札(神札)の大きさや、撤饌(お下がり・お神酒・お守りなど)の品目数が異なる料金体系を採用しています。
初穂料を準備した後のクライマックスとなるのが、当日の社務所・受付での受け渡しです。厄除け祈祷料封筒の渡し方と現在の作法において、バッグやポケットから封筒を剥き出しのまま取り出して渡すのは厳禁です。
必ず「袱紗(ふくさ)」に包んで持参するのが大人の嗜みです。慶事用の明るい色(暖色系)や、慶弔両用として重宝される紫色・紺色の袱紗を用います。受付の順番が来たら、袱紗から封筒を取り出し、畳んだ袱紗の上に封筒を乗せ、受付の神職や職員から見て文字が正面になるように時計回りに180度回転させて両手で差し出します。その際、「本日は厄払いの祈祷をお願いしたく参りました。どうぞお納めください」と一言添えることで、極めて洗練された礼儀正しい参拝が完結します。
なお、近年の大規模社寺の中には、会計の透明化や混雑緩和のために「受付窓口で直接現金を取り出して納める形式」や「券売機・キャッシュレス決済の導入」を進めている場所も実在します。しかし、有職故実を重んじる社寺や地域に根差した鎮守神社では、今なお「のし袋に包んで納めること」が基本礼儀とされています。形式がどちらであっても対応できるよう、正式なのし袋や白封筒を準備して持参するのが最も安心で確実な選択です。