漫画ファンの間で最も懸念されてきたのが、冨樫義博の現在の体調と腰痛の症状です。作者が抱える腰の不調は一般的な腰痛の範疇を遥かに超えており、骨盤や神経に関わる深刻な障害であることが過去の手記や関係者の証言から判明しています。
かつて開催された『冨樫義博展 -PUZZLE-』の公式図録メッセージにおいて、本人は「イスに座って描くことができない」「トイレでお尻を拭くことすら困難で、あらゆる動作が通常の2倍から3倍の時間を要する」という衝撃的な告白を残しました。一時はペンを握ることすら叶わない日々が続きましたが、現在はベッドやクッションを駆使した独自の仰向け姿勢を取り入れ、1コマずつ丁寧にペン入れを進めるスタイルを確立しています。
現在進行中の『HUNTER×HUNTER』王位継承戦編は、登場人物が複雑に絡み合う群像劇であり、ネーム(絵コンテ)の緻密さや情報量は過去最高レベルに達しています。身体的な制約を抱えながらも、アシスタントに背景や仕上げを委託しつつ、人物の表情や主要な描線は自らの手で描き切る姿勢を貫いています。冨樫義博の最新原稿は、まさに痛覚と対峙しながら削り出される芸術品と言えます。