ネット上の情報やSNSの短尺動画では「誰でも簡単にドラマチックな非日常を味わえる」と喧伝されがちですが、客観的事実として留意すべき盲点が3つ存在します。
第1の盲点は、「周遊型=歩行距離の過小評価」です。「2〜3時間で気軽に回れる」と謳われているイベントであっても、探索エリアが大阪ステーションシティから茶屋町、さらには中津方面や新梅田シティまで広がっている場合、スマートフォンの歩数計は容易に1万歩(約7〜8キロ)を超えます。ヒールのある靴や重い手荷物で挑んだ結果、足の痛みに耐えかねて途中でリタイアする参加者が毎年相当数にのぼります。
第2の盲点は、「リアル脱出ゲームのオープン公演におけるマッチング問題」です。SCRAPなどのルーム型公演では、貸切チケットを購入しない限り、見知らぬ他グループと同卓(1チーム4〜6名)になるケースが一般的です。コミュニケーション能力に不安がある方や、2人だけの空間を楽しみたいカップルにとっては、見知らぬ手練れプレイヤーに圧倒されて何もできないまま終わってしまうリスクがあります。
第3の盲点は、スマートフォンのバッテリー消費と通信環境です。2026年最新の謎解きは、公式LINEや専用Webブラウザと連動した演出が標準化されています。梅田の地下街深くに入り込んだ際に通信が不安定になったり、カメラ機能や位置情報(GPS)の多用でバッテリーが切れて進行不能になるトラブルが頻発しています。モバイルバッテリーの携行は現代の謎解きにおける必須装備です。