Q1:芸能人のように短期間でインプラント治療を完了させることは危険ですか?
A1:極めてリスクが高いと言わざるを得ません。「即時荷重(抜歯したその日に仮歯を入れる手法)」は、十分な骨量と特殊な初期固定が得られる限定的な症例でのみ安全性が担保されます。骨が柔らかい上顎や骨量不足の状態で無理に行うと、骨とインプラントが結合せず、脱落や細菌感染の直接的な原因になります。
Q2:インプラント手術後に唇の痺れや麻痺が出た場合、治りますか?
A2:下歯槽神経の損傷度合いによって異なります。神経が軽度に圧迫されている初期段階であれば、速やかにインプラントを撤去し、ビタミンB12製剤やステロイド投与、星状神経節ブロックなどの治療を行うことで改善の可能性があります。しかし、神経が完全に切断された場合は、永続的な知覚異常(後遺症)として残るリスクが高くなります。
Q3:他院で失敗したインプラントの再手術費用は高くなりますか?
A3:通常の一次手術よりも高額になるケースが一般的です。既存の失敗したインプラント体を骨から削り取る「撤去費用(5万〜15万円)」に加え、溶けて失われた顎の骨を再建する「骨造成手術(GBR法やサイナスリフト:15万〜40万円)」が必要となるため、1本あたり総額50万〜80万円程度を見込む必要があります。