音楽と教育という二つの領域を完璧に切り分けていた彼の歩みは、まさに異色と言わざるを得ない。早稲田大学在学中に聖飢魔IIを結成し、バンドのコンセプトから初期の名曲群の大部分を書き上げた後、彼はメジャーデビューを目前にして音楽界の表舞台から一時退いた。実家の意向や将来を見据え、教育者としての道を選択したためだ。
生徒たちからは親しみやすく教え方が丁寧な数学教師として尊敬を集める一方で、プライベートではギターを手に取り、秘かにコンポーズを続けていたという。デーモン閣下をはじめとする悪魔たちが地球上で快進撃を遂げる中、創始者は教室で幾何学や微分積分を教えていた。この重層的な人生のあり方こそが、彼の楽曲に独特の構築美と論理的なコード進行をもたらしている。