SNSやネット掲示板、マッチングアプリの現場において、中性的な男性は実際にどのように評価されているのか。膨大な投稿や口コミから浮かび上がるネットの反応と評判を検証した。
肯定的な意見として目立つのは、やはりその安心感と共有できる価値観だ。
「男臭いマウントを取られないし、隣を歩いていて自慢になる。何より肌が綺麗で清潔感があるから生理的な嫌悪感がゼロ」(24歳・IT関連勤務)
「美意識が高い彼氏だと、おすすめの美容液や日焼け止めを教え合える。お互いに高め合える関係が心地いい」(27歳・アパレル広報)
大手マッチングアプリの運営データ分析でも、プロフィール写真に「薄付きのBBクリームで肌を整え、ナチュラルなニュアンスヘアを施した中性的テイストの男性」は、無加工の無骨な写真と比較してマッチング率が約2.3倍に跳ね上がるというデータが出ている。
しかし、現場の声は賞賛一色ではない。ネット上のリアルな書き込みを精査すると、中性的な男性特有の「意外なハードル」も浮かび上がる。
「あまりに顔立ちが綺麗で美肌すぎると、自分のすっぴんや体型と比べて気後れしてしまう」(26歳・公務員)
「中性的な男性が好きだけど、内面まで優柔不断だったりナヨナヨしていると冷める。『外見は繊細・中性的、だけど中身はしっかり決断力がある』というギャップがないと長続きしない」(29歳・金融関係)
つまり、単にフェミニンであれば無条件に歓迎されるわけではない。「外見の美しさと内面の自立心・誠実さ」というギャップが伴って初めて、その魅力は本物のモテへと昇華されるのだ。