食べ歩きの焼き小籠包が注目を集めがちですが、点心の真髄を味わうならやはり横浜中華街 蒸し小籠包 名店へ足を運ぶべきです。
蒸し小籠包の品質を測る基準は、「皮の薄さ」「ヒダの均一さ」「スープの透明度と旨味」の3要素に集約されます。
代表格である菜香新館では、専任の点心師が注文ごとに包み蒸し上げるため、蒸籠を開けた瞬間の蒸気とツヤが別格です。レンゲに乗せて皮を少し破ると、黄金色の澄んだスープが溢れ出します。黒酢と針生姜を添えて口に運べば、豚肉の臭みは皆無で、上品な脂の甘みだけが広がります。
また、路地裏に位置する上海豫園(シャンハイヨエン)は、点心品評会で数々の栄誉に輝いた名匠の味が楽しめる通好みの名店です。箸で持ち上げた瞬間にタプタプと揺れるスープの重みは、皮の限界ギリギリまで薄く伸ばされた職人技の証拠。ゆったりと着席し、中国茶とともに本場の味を堪能したい大人の旅行者には、蒸し小籠包の専門店が最適な選択肢となります。