GoogleやSNSの検索候補に「京都コンピュータ学院 やばい」というネガティブなキーワードが浮上する背景には、単なる風評被害では片付けられないいくつかの構造的要因が存在します。ネット掲示板や知恵袋、現役生の証言を検証すると、主に3つの要因が絡み合っている実態が浮かび上がってきました。
第1の要因は、「学習カリキュラムの厳しさと留年・中退率の高さ」です。KCGは専門学校であるため、入学時に大学入試共通テストのような学力選抜はありません。文系出身者やパソコン初心者でも門戸を開いている一方で、授業は日本最初のIT校としての自負から非常に本格的です。アルゴリズムや低レイヤーの基礎理論から叩き込まれるため、軽い気持ちで入学した学生が「毎日の課題が終わらない」「プログラミングの壁にぶつかって単位を落とした」と悲鳴を上げ、中退に至るケースが散見されます。この挫折組の悔しさが、ネット上で「課題がやばい」「ついていけない」という投稿へ転化しているのです。
第2の要因は、「初年度から4年間の総額にかかる学費の重さ」です。後述する比較データでも示す通り、KCGの学費は一般的な専門学校の平均を上回り、私立理工系大学と同水準に達します。奨学金を借りて進学したものの、卒業後の返済負担や初期投資の大きさに驚いた保護者・学生が「費用面でやばい」と表現するケースが少なくありません。
第3の要因は、「学生間のモチベーション格差(二極化)」です。自主的にハッカソンへ出場したりゲーム作品を何本もビルドしたりする意欲層がいる半面、出席日数を満たすことすら怠る無気力層も一定数混在しています。「周囲の意識の低さに失望した」という優秀層の不満と、「就職サポートで見捨てられた」と感じる怠惰層の不満が交錯し、ネガティブな口コミを形成する温床となっています。