猫の耳ダニ見分け方|黒い耳垢の正体と放置厳禁の理由【獣医師監修】

猫の耳ダニ見分け方|黒い耳垢の正体と放置厳禁の理由【獣医師監修】

猫の耳ダニ見分け方|黒い耳垢の正体と放置厳禁の理由【獣医師監修】の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

Q1:黒い耳垢を綿棒で取って動物病院へ持参しても検査できますか?
A1:持参しても構いませんが、綿棒で採取する際にダニを潰してしまう可能性や、採取によって猫の耳道を傷つける恐れがあります。最も推奨されるのは、「耳掃除を一切せず、汚れたそのままの状態で受診すること」です。獣医師が専用の耳鏡と安全な器具を用いて耳道の深部から適切なサンプルを採取し、その場で顕微鏡検査を行うのが最も正確です。

Q2:子猫を保護しました。先住猫と同じ部屋に入れても良いですか?
A2:絶対に同じ部屋に入れてはいけません。保護した子猫の外見がどんなに元気そうに見えても、耳ダニ、ノミ、消化管寄生虫、猫風邪などの潜伏期間を考慮し、最低でも2週間は完全隔離(別の部屋でケージ管理)してください。動物病院で耳垢検査とノミ・ダニ駆虫薬の投与を受け、獣医師から「クリア」の診断が出るまでは直接の接触やタオルの共用を厳禁とすべきです。

Q3:耳ダニの治療中、自宅で耳掃除をしてあげる必要はありますか?
A3:原則として、飼い主自身が耳の穴の中に綿棒や指を入れる掃除は控えてください。現在主流のスポット駆虫薬を投与すれば、ダニは急速に死滅し、耳の自浄作用(上皮のターンオーバー)によって死骸や黒い耳垢は数週間かけて自然と外へ押し出されてきます。飼い主ができるケアは、耳の穴の外側(耳介のひだ)に出てきた汚れを、ぬるま湯で湿らせたコットンやペット用ウェットシートで優しく拭き取る程度にとどめるのが最も安全です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。