渋みゼロで香りが激変!プロ直伝・本当に美味しい紅茶の淹れ方【徹底解説】

渋みゼロで香りが激変!プロ直伝・本当に美味しい紅茶の淹れ方【徹底解説】

渋みゼロで香りが激変!プロ直伝・本当に美味しい紅茶の淹れ方【徹底解説】に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

英国で長年受け継がれ、国際規格(ISO 3103)のベースにもなっている紅茶の美味しい淹れ方のゴールデンルールは、単なる伝統儀法ではなく、植物抽出の化学に基づいた合理的な手順です。味のブレをなくすためには、感覚に頼らず5つの原則を忠実に再現する必要があります。

第1の原則は「良質な茶葉の選定と密閉保管」、第2に「ポットとカップの予熱」、第3に「正確な分量計測」、第4に「汲みたての水を沸騰させた完全熱湯の使用」、そして第5が「適切な時間による静置蒸らし」です。特に紅茶の茶葉の量のスプーン目安としては、標準的なティースプーン(すり切り1杯で約2.5g〜3.0g)を用い、1杯分あたり150ml〜160mlの熱湯に対して2.5g〜3.0gを基本値(ポット抽出時は「杯数分+ポットのための1杯(2.5g)」を追加)とするのが王道です。

さらに決定的な要因となるのが、紅茶のお湯の温度と沸騰の関係です。紅茶の香気成分(リナロールやゲラニオールなど)を十全に揮発させ、旨味アミノ酸であるテアニンを効率よく引き出すには95℃〜100℃の高温抽出が欠かせません。この際、長時間の保温ポットのお湯や二度沸かしした水は、水中の溶存酸素濃度が急激に低下しているため絶対に使用を避けてください。空気をたっぷり含んだ汲みたての水道水を、5円玉大の泡がボコボコと勢いよく立ち上がるまで一気に沸騰させることが香りを引き出す絶対条件です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。