シジュウカラに似た鳥の正体は?ネクタイと鳴き声で見分ける野鳥ガイド

シジュウカラに似た鳥の正体は?ネクタイと鳴き声で見分ける野鳥ガイド

シジュウカラに似た鳥の正体は?ネクタイと鳴き声で見分ける野鳥ガイドについて専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。

ベランダの給餌台や街頭の植え込みで「シジュウカラに似ているけれど何かが違う」と感じたとき、現場で候補に挙がる野鳥は主に4〜5種に絞られます。日本国内で広く観察されるカラ類の仲間は、進化の過程で共通の祖先から分岐したため、白・黒・グレーを基調とした羽色パターンが酷似しています。

観察者が最も混乱しやすいのは、ヒガラとコガラです。この2種はシジュウカラと同じシジュウカラ科に属し、スズメよりも一回り小柄な体躯をしています。シジュウカラの成鳥であれば、誰の目にも明らかな「胸の黒いネクタイ模様」がお腹の中央を縦断していますが、ヒガラはこの黒帯が喉元から胸の上部で途切れており、お腹まで伸びていません。さらにコガラにいたっては、喉元にちょこんと小さなヒゲのような黒斑があるだけで、胸には筋状のラインが一切存在しません。

また、平地の公園や雑木林では、腹部の鮮やかな赤茶色と黒白の頭部が印象的なヤマガラ、白黒の模様を持ちつつも地上を尾羽を上下に振りながら軽快に歩くハクセキレイ、さらには綿毛のように丸く極端に長い尾を持つエナガが「白黒の小鳥」として同一視されるケースが多発しています。見かけた鳥が「枝にとまっているか」「地面を歩いているか」「胸にネクタイがあるかないか」を最初の分岐点にするだけで、目の前の鳥の正体は一気に絞り込まれます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。