「右衛門」の正しい読み方は?「うえもん」の理由と左衛門との違いを徹底解説

「右衛門」の正しい読み方は?「うえもん」の理由と左衛門との違いを徹底解説

「右衛門」の正しい読み方は?「うえもん」の理由と左衛門との違いを徹底解説について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

「右」という漢字を見て「う」と発音することに違和感を覚える方もいるかもしれませんが、日本語の漢字音には「呉音(ごおん)」と「漢音(かんおん)」が存在します。「右」の呉音が「ウ」であり、漢音は「ユウ」です。

身近な例を挙げると、日本の伝統的な役職である「右大臣(うだいじん)」や、武士の書記役を指す「右筆(うひつ)」など、「右」を「う」と読む熟語は古くから数多く定着しています。一方の「衛門」は、古代の守衛を意味する言葉で「えもん」と読まれるため、合体して「う・えもん(右衛門)」となったのが本来の形です。

では、なぜ人名になると「〜うえもん」ではなく「〜えもん」と読まれることが多いのでしょうか。その背景には、日本語特有の「音便(母音の脱落)」があります。人の名前を呼ぶ際、「かん・うえもん」や「じん・うえもん」と発音すると母音が重なって呼びづらいため、真ん中の「う」の音が自然と脱落し、「かんえもん」「じんえもん」へと変化していきました。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。