猫に見える色の世界とは?赤が見えない衝撃の理由とおもちゃ選びの正解

猫に見える色の世界とは?赤が見えない衝撃の理由とおもちゃ選びの正解

猫に見える色の世界とは?赤が見えない衝撃の理由とおもちゃ選びの正解について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

暗闇に強く優れた動体視力を持つ猫ですが、静止している物体を見る「静止視力」は意外にも高くありません。

獣医学的な測定によると、猫の平均視力は「0.1〜0.2程度」とされています。人間の基準で言えば、強い近視や乱視がかかったようなぼやけた状態です。特に目から20cm以内の至近距離にある物体にはピントを合わせることが苦手で、足元に落ちたフードを鼻の感覚やヒゲで探る仕草を見せるのはこのためです。また、6メートル以上離れた静止物もディテールまでは捉えられません。

しかし、対象がわずかでも動いた瞬間に猫の視覚は真価を発揮します。猫の「動体視力」は人間の数倍から十数倍に達し、1秒間に数十回ものフレームレートで動く微細な変化を認識できます。静止した世界はピントの甘いパステル画に見えていても、獲物がミリ単位で動いた途端、脳内に鋭敏なターゲット情報として立ち現れる構造になっています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。