事務所の枠を超えて熱い絆が生まれた現場としても知られる本作。主演を務めた松坂桃李と松村北斗の共演は、松村の俳優キャリアにとって計り知れない財産となりました。
当時、既に若手実力派の筆頭として確固たる地位を築いていた松坂桃李は、過酷な役作りに挑む松村北斗を温かく見守り、現場では兄のように接していたと当時のメイキング特番や関係者インタビューで語られています。松村自身も当時の雑誌取材において、「松坂さんの現場での立ち振る舞いや、芝居に嘘をつかない姿勢から圧倒的な刺激を受けた」と語っており、座長としての背中から多くを学んだことを明かしています。
車いすバスケの練習シーンでは、カットがかかった後も二人でシュート練習を重ね、障害者スポーツの難しさと楽しさを肌で共有。カメラが回っていない場面でも自然に会話を交わし、先輩後輩という関係性を超えた信頼関係を築き上げたことが、劇中の樹と晴人の阿吽の呼吸へと直結していました。