捜査段階で浮かび上がったのは、男女間の些細なトラブルが暴力へとエスカレートしていった歪な構図だ。八木原被告と被害者との間の関係に、友人である川村葉音被告らが介入したことで事態は一気に暗転したとされる。集団心理が暴走し、歯止めが利かなくなった過程に何があったのか。
誰が暴行を主導し、誰がそれに追従したのか。法廷では、共犯者間の力関係や個々の関与度合いが詳細に吟味されることになる。八木原被告側が自身の主体性をどのように主張するのか、あるいは周囲への恐怖や同調を訴えるのか。供述の細部が明らかになるにつれ、法廷内での責任の押し付け合いすら予想される緊迫した展開が待ち受けている。