リカちゃんのパンツの歴史を振り返ると、タカラトミー(旧タカラ)の時代ごとのモノづくりへのこだわりが見えてきます。1967年に誕生した初代リカちゃんのボディには、現在のモデルにはない「おへそ」がしっかりと立体的に造形されていました。
当時の下着は、職人が手作業で仕立てた小さな布製パンツ。初代から2代目(1972年〜)、3代目(1982年〜)、そして現行の4代目(1987年〜)へと代替わりする中で、ボディの素材やプロポーションだけでなく、下着の仕様も大きく変化してきました。
一時期の製品ラインでは、下着の紛失を防ぐために「ボディに下着(リボンやショーツ)がペイント印刷された仕様」が登場したこともあります。しかし、「本物の女の子と同じように着せ替え遊びを楽しみたい」というユーザーの声を受け、再び着脱可能なリアルな布製ショーツへと原点回帰した経緯があります。現代のショーツには、ほつれ止め加工や柔らかなストレッチ素材が採用され、子どもが引っ張っても破れにくいタフな工夫が凝らされています。