華やかなスポットライトを浴びる風間杜夫の人生を語る上で欠かせないのが、温かく強固な家族の存在です。風間杜夫は1974年、25歳のときに一般女性と結婚しています。当時の彼はまだ世間的な知名度が低く、演劇活動だけでは食べていけない極貧の下積み生活の真っ只中でした。
妻は劇団員時代の貧しい生活を一切責めることなく、アルバイトで糊口を凌ぐ夫を陰ながら献身的に支え続けました。風間杜夫自身、過去のインタビューで「あの苦しい時代に文句ひとつ言わず信じてついてきてくれた妻には、今でも頭が上がらない」と深い感謝を公言しています。大ブレイクを果たし多忙を極めた時期も、家庭を顧みない傲慢さに陥ることなく、夫婦の信頼関係は揺らぎませんでした。
二人の間には1男1女の子供が誕生しています。なかでも長男の住田拓英(すみた たくえい)氏は、CMディレクターや映像演出家としてクリエイティブ業界で確固たる評価を築いており、父親の七光りに頼ることなく自らの腕で道を切り拓きました。また長女も成人して家庭を築いており、現在の風間杜夫は良き父親であると同時に、溺愛する孫を持つ優しい祖父としての顔も併せ持っています。家庭という絶対的な安らぎの港があるからこそ、表現者として果敢に冒険し続けられるのです。