今年の有料観覧チケットは、最前列のプレミアテーブル席から一般のパイプ椅子エリア、傾斜付きのグラウンド席に至るまで多岐にわたる。価格帯も数千円台から数万円台まで幅広く設定されたが、販売開始直後から公式予約サイトにアクセスが集中し、激しい争奪戦が繰り広げられた。
しかし、この徹底したエリア管理と商品化に対しては、地元住民やチケットを入手できなかった層から複雑な声も漏れる。長年、自宅近くで花火を楽しんできた大津市民からは、「高いフェンスで琵琶湖への視界が遮られ、故郷の夏祭りが遠い存在になってしまった」という困惑の表情も見られる。安全確保と地域の親しみやすさをどう両立させるか、過渡期ならではの模索が続いている。