作品を単なる読み物で終わらせない仕掛けが、公式図鑑に詳細に記された「コビトの捕まえ方」です。各コビトには好物、行動パターン、弱点が存在し、それぞれに応じた捕獲罠(トラップ)の作り方が解説されています。
例えばリトルハナガシラの場合、大好物のゆで卵やトカゲを餌にした仕掛けを用いますが、「非常に凶暴なため、手を噛まれないよう厚手の手袋を着用すること」といった実戦的な注意書きが並びます。カクレモモジリを捕まえるには、傷のない熟した桃を用意し、網の角度に細心の注意を払わなければなりません。
週末になると、親子で牛乳パックや割り箸、虫取り網を携えて近所の雑木林や河原へ繰り出す光景が各地で見られます。デジタル全盛の2026年だからこそ、五感を使って自然と対話するフィールドワークのツールとして、図鑑の価値が再評価されています。