試合時間の長時間化に対する抜本的な対抗策として、いま最も議論を集めているのがピッチクロック(投球間隔制限)です。MLBでは2023年に走者なしで15秒、走者ありで20秒(2024年以降は18秒)以内に投球動作に入らなければ自動的にボールが宣告されるルールを導入し、平均試合時間を一挙に30分近く短縮させました。
NPBでも「ピッチクロック導入の理由」として、若年層を中心としたファン離れの防止や国際大会(WBCやプレミア12)でのルール適応が強く叫ばれています。すでに二軍(ファーム)公式戦においてタイマー設置や動作運用の実証実験が進められており、本格導入に向けた課題の洗い出しが行われています。
しかし、一軍への全面導入に対しては現場の選手会や指導陣から慎重な声も根強く存在します。投球フォームの乱れによる肩・肘への故障リスク増加や、配球の駆け引き・心理戦こそが日本野球の醍醐味であるという主張です。そのためNPBでは、いきなり厳格な罰則を科すのではなく、イニング間の交代時間短縮や打席への進入時間制限など、段階的な2026年最新の試合時間短縮ルールの整備とテスト運用を重ねながら、日本特有のプレースタイルに合わせた最適解を模索しています。