半世紀以上にわたり、日曜朝のテレビ画面から子どもたちの正義感を育んできた東映の「仮面ライダーシリーズ」。1971年の初代から連綿と続くこの特撮巨編もまた、「か」の筆頭格として語り継がれるべきカルチャーアイコンだ。
バッタをモチーフにした異形の改造人間というダークな出自から始まり、時代ごとに社会の空気感を取り込みながら「仮面ライダー」の概念はアップデートを繰り返してきた。平成から令和へと移り変わる中で、ベルトのギミックや多人数バトル、善悪の境界があいまいな群像劇へと進化を遂げつつも、「弱き者を守るために戦う」という根底のフィロソフィーは決して揺るがない。世代を超えて親から子へと受け継がれるヒーロー像の決定版だ。