芸能界の第一線で旋風を巻き起こした名門事務所「イエローキャブ」。その黄金期を支えるエースとして彗星のごとく頭角を現したのが佐藤寛子だった。健康的な肉体美と親しみやすい笑顔は、瞬く間に主要雑誌の表紙を総なめにするほどの爆発的な人気を呼んだ。
しかし、彼女の真価はスタイルの良さだけにとどまらない。カメラの前に立った瞬間に見せる鋭い感性と豊かな表現力は、早くから業界関係者の間でも高く評価されていた。グラビアアイドルとしての輝かしい実績を足がかりに、彼女は少しずつ演者としての才能を開花させ、本格的な女優の道へと足を踏み入れていくことになる。