『笑点』就任当初、SNSや演芸ファンの間では「真面目すぎて毒が足りないのではないか」「大喜利のテンポに馴染めるか」といった懸念の声も一部で見られました。しかし、現在のネットの評判やファンコミュニティの反応を検証すると、評価は極めてポジティブなものへと変化しています。
晴の輔の落語の真骨頂は、基本に忠実な古典落語の持ちネタ(『時そば』『壺算』『初天神』『茶の湯』など)で見せる端正な語り口と、東京農大出身の経歴を活かした身近な新作落語にあります。ニッポン放送系の長寿ラジオ番組『週刊 なるほど!ニッポン』のパーソナリティを長年務めていることもあり、分かりやすく親しみやすい解説力には定評があります。
現場を視察する演芸評論家は、「彼の強みは、他の回答者のボケを決して潰さず、自らの回答でスマートに着地させる“バランサー”としての能力です。初期の緊張感が取れ、現在では共演する春風亭一之輔師匠や立川宮治師匠との掛け合いでも独自の立ち位置を確立しています」と高く評価しています。