かつて「たまごっち」の育成過程において、お世話を少しサボると進化するキャラクター。それが彼らだった。優等生キャラである「まめっち」とは対極に位置する、いわば「落ちこぼれ」のポジションだ。
しかし、この不完全さこそが、完璧さを求められる現代社会に疲れた若者たちの共感を呼んでいる。都内のアパレルショップで働く22歳の女性は、「何でもスマートにこなすことが美徳とされる中で、あのちょっとやる気のない、マスクで顔を隠した姿がリアルで愛おしい」と語る。SNSでは、自虐的な投稿と共に彼のドット絵を添えるのがトレンドだ。