手にある経穴は、場所を選ばずいつでも手軽にアプローチできる点が最大の利点です。特に高血圧対策において外せないのが「合谷(ごうこく)」と「内関(ないかん)」の2つです。
手の甲側、親指と人差し指の骨が合流する谷間のやや人差し指側にある合谷は、全身の血行を整える万能のツボとして知られています。合谷を刺激すると脳の血流が整い、上半身に滞った熱や緊張を取り除く効果が期待できます。反対側の親指の腹を当て、人差し指の骨の下に向かって斜めにじんわりと押し込むのがコツです。
一方、手首の内側のしわから指3本分肘に向かった位置にある内関は、胸の圧迫感や動悸、ストレスによる急な血圧上昇を鎮めるのに長けています。親指で垂直に深呼吸しながら5秒かけて押し、5秒かけて緩める動作を左右3回ずつ繰り返すことで、昂ぶった感情が静まり、自然と数値が安定方向へと向かいます。