夜間PTSで最も見落とされがちな盲点が、米国市場の開始後に生じる「外部環境の劇的な変化」です。日本のPTS市場は夕方から深夜にかけて開かれていますが、22時30分(夏時間は21時30分)になるとニューヨーク市場が取引を開始します。
レーザーテックの株価は、国内の材料だけでなく半導体関連株 夜間取引動向、とりわけ米国のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)や、エヌビディア、ASMLホールディングといったメガテック企業の株価推移に極めて強い連動性を示します。
夕方17時のPTSで決算悪化を理由に-8%まで売られていたレーザーテックが、深夜に米国ハイテク株が急騰した途端、買い戻されて翌朝の東証では+2%のプラス圏で寄り付くといったケースは日常茶飯事です。夕方のPTS株価だけを見て「明日は地獄だ」と絶望し、夜間に安値で手放してしまった投資家は、翌朝の急反発を茫然と見つめることになります。PTSのリアルタイム価格は、あくまで「その瞬間の極めて限定的な参加者による暫定値」に過ぎず、翌日の確定値ではないという事実を肝に銘じる必要があります。