小倉一郎を語る上で避けて通れないのが、世間を驚かせた「通算4度の結婚歴」です。一部のゴシップ報道ではセンセーショナルに取り上げられがちですが、その内実を紐解くと、幼少期の孤独体験と「温かな家庭」への強い憧憬が背景に存在していました。
最初の結婚は20代前半の若かりし頃で、短期間での終焉を迎えました。その後、2人目の妻との間には1男3女という子宝に恵まれ、父親として奮闘する日々が続きましたが、価値観の不一致等から20年以上の結婚生活にピリオドを打つことになります。3度目の結婚も数年で解消に至りました。
そして2017年、小倉が65歳の時に話題を呼んだのが「10代の頃の初恋相手」との4度目の結婚でした。半世紀近い時を経て奇跡的に再会しゴールインした姿は、多くの同世代に勇気を与え、「シニア世代の純愛」として各メディアで大々的に報じられました。
しかし、闘病生活や互いの生活環境の変化を経て、最終的には婚姻関係を解消する道を選択。これについて小倉本人は手記や会見で、「相手を縛りたくない」「お互いの尊厳を守るための前向きな決断」と明かしており、憎しみ合っての破綻ではない大人の関係性を築いています。子どもたちとも良好な関係を保っており、父親としての責任を果たし続けています。