目上の相手に送るメールで「ご自愛ください」を使用する際、絶対に押さえておくべき注意点がある。それは「すでに病気や怪我で体調を崩している相手には使えない」という原則だ。「ご自愛」は現状の健康状態を維持してほしいと願う「予防的」な言葉であるため、現在病床にある人に対して使用すると「体調管理がなっていない」と責めているかのようなニュアンスを与えかねない。
もし相手が休職中であったり、体調不良を訴えている場合は「どうぞ一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます」や「十分にご養生なさってください」といった表現へ言い換えるのがマナーの鉄則である。また、相手との距離感やメールの緊急度に応じて、「ご自愛くださいませ」と末尾を柔らかく調整するなどの配慮も有効だ。