ある日突然、警察から「〇月〇日の件でお話を聞きたいので警察署に来てください」と電話連絡が入った場合、パニックにならず冷静に以下のステップを踏むことが極めて重要です。
まずは電話口で担当警察官の「所属警察署」「担当部署(交通捜査課など)」「階級・氏名」および「事故の日時・場所・相手車両や歩行者の特徴」を正確にメモしてください。その場で感情的に自己弁護を展開したり、「私は悪くありません」と断定的な発言を繰り返したりすることは避けるべきです。
出頭日時を調整した上で、警察署へ向かう前に必ず行わなければならないのが任意保険会社への事故受付連絡と、交通事故事案に強い弁護士への事前相談です。特に相手が負傷しており人身事故や救護義務違反の疑いが持たれている場合、取調室で作成される「供述調書」に一度署名・押印してしまうと、後からその内容を覆すことは事実上不可能です。自分の認識を正確に伝えつつ、不当に重い過失や故意を押し付けられないよう、事前に法的なアドバイスを受けておくことが自身を守る防波堤となります。