なぜ茂木氏はこれほどまでに高度な英語力を身につけることができたのでしょうか。その背景には、幼少期の帰国子女といった環境依存ではなく、自らの知性と努力で築き上げた強固な学習・実務キャリアがあります。
栃木県立足利高等学校を経て東京大学経済学部を卒業した茂木氏は、大手商社である丸紅に入社。その後、読売新聞社で政治部記者として勤務したのち、世界最高峰の公共政策大学院であるハーバード大学ケネディスクールへ留学を果たします。同大学院で行政学修士(MPA)を取得した経歴は、単なる語学留学とは一線を画す過酷なアカデミック環境をくぐり抜けてきたことを意味します。
ハーバード大学院の講義では、世界中から集まった官僚やリーダー候補たちと連日連夜、国際政治や経済政策を巡って激しいディスカッションが繰り広げられます。曖昧な表現や論理の破綻は容赦なく指摘される環境下で、茂木氏は「相手を論破し、合意形成へと導くための実戦英語」を徹底的に叩き込まれました。
修了後は世界屈指の戦略コンサルティングファームであるマッキンゼー・アンド・カンパニーに参画。グローバル企業の経営戦略策定に携わり、英語でビジネスを動かすプロフェッショナルとして最前線で活躍しました。この「最高峰のアカデミア」と「国際コンサルティングファーム」での泥臭い実務経験こそが、現在の卓越した英語スキルの揺るぎない土台となっています。