過激表現の歴史を語る上で、鬼才たちの足跡を外すことはできない。『ホステル』で世界を慄然とさせたイーライ・ロスは、拷問と肉体損壊のショックをスクリーンに叩きつけ、スプラッターホラーの新たな地平を切り拓いた。その荒削りで容赦のない残酷美学は、後続のクリエイターたちに絶大な影響を与え続けている。
この血塗られた遺伝子は、映画狂の巨匠クエンティン・タランティーノの手によってメジャーシーンへと完全移植された。鮮血が乱舞するバイオレンスをスタイリッシュな映像美と独自のユーモアで包み込むタランティーノの手腕は、過激な演出をエンターテインメントの至高へと引き上げた。彼らが切り開いた血みどろの足跡は、現在の過激表現における揺るぎない基盤となっている。