道頓堀の魅力は、賑やかなメインストリートだけにとどまらない。一歩路地に入れば、名作『夫婦善哉』を書き上げた文豪・織田作之助が愛した昭和の残り香と、古き良きなにわの情緒が今もなお息づいている。法善寺横丁の苔むした不動尊や、石畳に響く靴音は、喧騒のすぐ隣に広がるもう一つの顔だ。
こうした歴史的アジールに近い穴場エリアには、コストパフォーマンスに長けた上質な宿泊施設が潜んでいる。難波駅からの動線を少し外すだけで、静かな夜とリーズナブルな宿泊費を両立できる良質なホテルが見つかるのだ。観光の喧騒を楽しんだ後は静かな部屋で羽を伸ばす――これこそが、通な旅人が実践するミナミ攻略の鉄則である。